転んで膝を擦りむき、絆創膏を張ってもらったとき、
「いたいの、いたいの飛んでけ~」
とおまじないをかけてもらった記憶はありませんか?
そんな時、不思議と、痛みがす~と和らいだことはないでしょうか?
または、緊張しているとき「大丈夫よ。」と、そっと肩に手を置いてくれると、不思議と落ち着く。
肌は心を持っていて、やさしいスキンシップは、肌を通じて深く記憶に残ります。
ウェルネス・タッチケア®はそっと手をのせ、「やさしくふれる」簡単なスキンシップの具体的な手法の一つで、全年代において行うことができます。
「自分は愛されるべき存在なんだ」ということを肌の記憶を通して、深い自己肯定感へとつなげていくことは、人が、自分らしく生きていく大切な基盤です。
生まれて間もない赤ちゃんから成長していく幼児期・学童期も、大人になっても、年老いても、誰もが「やさしく触れられる」ことが、癒しや自信、心とからだを健やかに育むことにつながります。
ウェルネス・タッチケア®の流れ
①まずは、ママがリラックス♪
②そして、赤ちゃんもリラックスで簡単な手遊びを♪
③さぁ!足から行きますよ。
④お腹・お胸のタッチと続きます♪
⑤次は、腕のタッチしてもいいかな~?
⑥背中とお尻のタッチですよ~♪
⑦ママもウェルネス・タッチケア®を体験♪
毎日、一生懸命がんばってる、ママこそ触れ合いを、潤いを、癒しを・・♫
⑧最後はシェアタイム♪
どんな人が参加できるの?(どなたでも!)
ウェルネス・タッチケア®がもたらす効果
中でも「幸せホルモン」「愛情ホルモン」と呼ばれるのが
「オキシトシン」
女性の場合は子宮を収縮させる作用もあり、分娩に大事な役割を果たすだけでなく、母乳を出すことを促す作用もあり、母性愛にも関係するホルモンであることもわかっています。
また脳の疲れを癒し、気分を安定させ、心地よい幸福感をもたらすため「幸せホルモン」とも呼ばれます。
どうしたら、この「オキシトシン」が分泌されるかというと、
特に親子の間では、目を見て抱きしめることはとても大事なことで、オキシトシンが分泌されると安心感、信頼感が生まれ、絆を結ぶ上でもとても重要な役割があります。
これは親子だけでなく、男女でも、友人同士でもすべての人間関係に通じることだと思います。
また人間だけでなく、猫や犬などのペットとのふれあいもとても効果があるといいます。
言葉だけでも、人は幸せな気持ちになれるものですが、言葉を超えて、ふれあうこと、スキンシップが幸福感を高めてくれるということは、これからの世の中、もっと注目して大事にしていかなければいけないのではないかと思ってます。
ウェルネス・タッチケア®に対する想い
人の手には不思議な力があります。
触れることで、お互いの心が通じ合い、優しい気持ちになる。さっきまでイライラしていたり、緊張していたり、不安に感じていたのに、すーっと消え穏やかになる。また手のぬくもりで痛みも和らいで。そして互いに大事にしている、という愛おしさが生まれる。
触れることは看護の基本でもあります。何も、道具もいらない、身一つで心をこめ、相手を想うこと。そして、簡単な手技で誰でもいつでもできる。
そんなウエルネス・タッチケア®は、今後ストレス社会においては、ますますあらゆる分野で、活躍できる可能性を強く感じます。
「私は大切にされている」「私は私でいいんだ」とう自己肯定感は、人が人として生きていくためには、大切な土台であり根っこの部分です。そこの根が十分に張っていれば、多少のことでもぐらつかず、荒波にも耐える力を備え、自分を信頼し、また人も信頼して、生きていけます。
できれば、赤ちゃんの時から、母子関係を通して健全な基本的信頼を育んでいけたらいいのですが、何らかの事情で育めなかったとしても、どの年代でもできるタッチケアを通して、少しでも自分を育て直せる、きっかけになれたらと思います。
人がこの世に生を受けて、やがて地に帰るときまで、人の触れ合いやつながりは欠くことができないと思います。
人生において、自信を失いかけたり、喪失感、災害など思っても見ない想定外の試練を味わうこともあります。
そんな時にも、生きる糧として、ウェルネス・タッチケア®で自分を取り戻し、試練が恵に変わり希望を持っていける、きっかけになってもらえたらと思います。
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